にんげんだもの。
僕は争いごとが嫌いなので滅多に戦ったりしませんが、僕も一応人間なのでたまにどうしようもなくムカつく時があります。そしてそのムカつきは、実は半年以上続いていました。
とある結婚式の二次会が終わって、ふと気づくと、雨の日も風の日も、晴れの日も嵐の日も、そして、震災の時も、ずっと一緒に歩んできたメネフネのアンクルが落書きだらけにされてました。他にも「巧さんだったらば」と授けてもらったハワイアンエアラインの模型。そして、父一緒につくったパーティー用のテーブルと、思いが詰まったものが、ものの見事に落書きだらけでした。
当時僕は、怒りに任せて犯人を探し出し怒りの電話をしました。
その後、ずっとずっとアンクルも、ハワイアンエアラインの模型も、テーブルも、暗闇の中に閉じ込めて、ネットで新しいものを探していました。
しかし、アンクルも、ハワイアンエアラインもビンテージということもあって、同じものは見つかりませんでした。もちろんテーブルも。
相手に損害賠償。
果たしてこれが正解なのか?
これで僕らの気が晴れるのか?
落書きされたのはアンクルは帰ってくるのか?
毎日毎日扉を開くと落書きだらけの彼らの姿をる度にモヤモヤしてました。そして最近になって、
そもそも僕は、彼ら(アンクルや模型たち)を大切にしていたのか。
そもそも僕が、もっと僕自身が彼らを大切にしていたら、その気持ちが相手に伝わっていたら、落書きする人もそんなイタズラしなくてすんだのではないか。
と。
大切なものに落書きされたのは本当に、本当にムカつきます。でも、今回の件で、改めて自分は何をすべきなのかに気づくことができました。
僕にとって美容師は両親がきっかけを与えてくれた最幸の仕事です。
僕にとってmahalocoは、みんなから授かった人生をかけてつくった夢のサロンです。
僕にとってハウオリは、Mahalocoから生まれた我が子です。
落書きしてくれた、お前!
お前のことはきっと一生好きになることはないだろう。でも、お前のおかげで目が覚めた。これからは自分にしかできないことをやってやる!
見てろよ!!!
そう思って昨日の営業終了後、落書きだらけだったアンクルの身体とハワイアンエアラインを綺麗に磨きました。
でも、どうしても衣装の落書きだけ取れません。だれかアンティーとアンクルお揃いの衣装作ってくれませんかー!!!!!
だれか助けてー!!!!!
Mahalo!
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